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ドラマ『坂の途中の家』を観たよ。

『坂の途中の家』を観た。

『坂の途中の家』って、育児中の主婦の里沙子が、乳児虐待致死事件の裁判の補充裁判員に選ばれて、事件の被告人と自分に共通点を感じ、被告人と自分を重ね、子育ての葛藤や過去と向き合っていくドラマ。

このドラマの内容って普通に一般家庭にもありそうだなと。

っていうか、かなりあるでしょ?

この主婦さんは育児も家事もしっかりこなして頑張ってるし、普通に生きてるだけなのになぜか周りがプレッシャー与えるやつ。

主人公であるこの主婦に共感する主婦さんは日本全国にいそう。

至って普通に暮らしてるのに精神的に参ってるだの、頑張り過ぎだの、悩んでるだの。

いやいやいや、全然疲れてないしいつも通りだし大丈夫って言っても旦那さんはもちろん旦那さんの家族も、自分の親も誰1人として信じてくれないの観ててめちゃくちゃ可哀想になった。

しまいには子供への虐待が疑われて児童相談所に通報されたり、精神科に連れて行かれたりするのは辛すぎるわ。

ほんとにほんとに誰一人と分かってくれない。自分が思う『普通』と周りが思う『普通』が、かなりのズレがある。

こんな状態や環境なら、マジでなんでもなかったのに周りのせいでノイローゼになっちゃう。

観てて感じたのは1番身近で信頼してる旦那さんが1番の敵に思えた。

理解してる風の顔して全く理解してない。

1ミリもね。

旦那さんこそなんか心の病気じゃね?って。

悪気はないのは分かるけど、そこまで分かってもらえないのは苦しいどころか殺意が沸くんじゃない?って思った。

周りが言う「あなたの為を思って」って言葉が、こんなにも本人を苦しめる行為になるんだなって考えさせられた。

それを考えたら「あなたの為を思って」って言葉は、時には言葉の暴力にもなるんだなって。

『普通』ってワードが多く出てくるドラマだったけど、周りが思う『普通』に流されちゃいけないし、そんなものに押し潰されてたまるかって思えたドラマ。

いいドラマだったな。

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この記事を書いた人

こんにちはペンネームはけんちゃんです。生きるって孤独な旅ですね。今日も生きれたことですし、とりあえず明日も生きましょうかね。

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