私がまだ勤めてた時の話。
作業場で仲間と一緒にくつろいでた時に店長が来た。
店長は私達に「なにこの匂いくさいな!」と言った。
全く匂いがしなかったから私達は「…え、、いえ、、特に匂いはしないですけど(汗)」と返した。
でも店長は「いやこれはくさいって」と言って私達と少し離れた場所に移動して「ほらここもくさいよ?この匂いみんなしないの?こんなにくさいのに…」と言った。
私は「掃除もしっかりとやってますし匂いは感じませんよ?」と返した。
店長は作業場のさらに別の場所に移動して「ほらほらここもだよ。この匂い、すごいくさいんだけどなにこれ?」と言った。
私達はもうなにがなんだか分からず店長を見守るしか出来なかった。
店長は私達からだいぶ離れた場所でもまだ独り言のようにぶつぶつとくさいくさい言ってる。
店長は作業場の入り口のドアを開けて私達に聞こえるか聞こえないかの小さな声で『なんだ…これはオレの鼻くその匂いか…』ってボソッと言った。
私だけではなく他の仲間も心の中で思ったはず『ズコー!』って。
次の日も店長が作業場にやってきた。
そしてまた店長が私達に言った「なにこの匂いくさいんだけど?」と。
私だけではなく全員心の中でツッコミ入れたはず、『それはあんたの鼻くその匂いだ!』と。
要はうちの店長『蓄膿症(ちくのうしょう)』だったみたい。鼻の中に通称『臭い玉(くさいだま)』を飼ってたんじゃないかな。あれが鼻の中にあると本人だけめちゃくちゃくさいってテレビで見たことある。
今だとパワハラになるのかな?あの時はパワハラなんて言葉は無かったしそれはそれで面白かったな。
その会社を辞めて約20年…店長蓄膿症治したかな
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